【2025年夏版】愛犬の熱中症対策におすすめの便利グッズ7選

お役立ちグッズ

暑い…(ぐったり)

こっちゃん元気ないな…

近年、夏の暑さが年々厳しくなっていますね。

大切な愛犬を守るためには“熱中症対策”が欠かせません。

犬は人間よりも暑さに弱く、体温調整も苦手です。

特に鼻が短い犬種や子犬、高齢犬は注意しなければなりません。

熱中症は素早く適切な処置をしないと命にかかわり、とても危険です。

そこで今回は、2025年の最新トレンドを取り入れた「熱中症対策に役立つ便利グッズ7選」をご紹介します。

お出かけ派にもおうち派にも役立つアイテムを厳選しましたので、ぜひ参考にしてみてください。

犬が熱中症になりやすい理由は汗をかけない体と被毛に覆われた体

犬はなぜ人間よりも熱中症になりやすいのでしょうか?

ここでは犬が熱中症にかかりやすい理由を、初心者の飼い主さんにもわかりやすく解説します。

犬は汗をかけない動物

犬が熱中症になりやすい最大の理由のひとつは、汗をかいて体温を下げることができないことです。

人間は汗をかくことで体内の熱を外に逃がし、体温を調整しています。

しかし犬は、体全体で汗をかくことができません。

汗腺があるのは肉球の裏くらいで、それも体温を調整できるほどではありません。

では犬はどうやって体温を下げているのかというと、「パンティング(ハアハアと口を開けて早い呼吸をすること)」という方法で熱を逃がしています。

しかし、この方法は気温が高すぎたり湿度が高いと十分な効果を発揮できず、体内に熱がこもってしまうのです。

さらに短頭種(鼻ぺちゃの犬種)や高齢犬・肥満気味の犬などは呼吸器系に負担がかかりやすく、パンティングがうまくできないこともあります。

そうなると、さらに熱中症のリスクが高くなってしまうんだ。

被毛に覆われている体

犬の体は全身が被毛(毛)に覆われており、この毛には外気の熱を遮ったり冬場の寒さから身を守ったりする役割があります。

ですが、夏の暑さに対してはこの被毛が逆効果になることもあります。

特にアンダーコート(二重構造の下毛)が密な犬種は、保温性が高い分体の熱がこもりやすくなります。

つまり、被毛はある種の「断熱材」のような役割を果たしているため、外の熱は防いでも自分の体内の熱を逃がしにくくしてしまうのです。

黒い毛色の犬は太陽の光を吸収しやすく、白い犬に比べて体温が上がりやすいという傾向もあります。

こっちゃんは黒い毛色だから夏はとても暑いんだ💦

また、犬は人間よりも背が低く地面に近い位置で生活しています。

真夏のアスファルトは太陽の熱を受けて60度以上になることもあります。

そんな高温の地面の近くを歩いている犬たちは、私たちが感じるよりもさらに強烈な熱にさらされています。

体高が低い犬種や小型犬は体全体が地面に近いため、照り返しの熱の影響を強く受けてしまうので特に注意が必要です。

夏のお出かけ前に必読!愛犬のための熱中症対策

ここではグッズを使う前に、飼い主が気をつけるべき熱中症対策をまとめてみました。

散歩時間の工夫(朝早く or 夕方以降)

犬にとって夏の散歩で最も注意すべきは「地面の温度」と「気温の高さ」です。

特にアスファルトは日中の直射日光を受けると、気温以上に熱くなります。

人が裸足で歩けないほどの熱さになることもあり、肉球をやけどしてしまう危険性があります。

また、犬は人より地面に近い位置で生活しているため、照り返しによる暑さの影響を強く受けやすいのです。

では、犬にとって負担のかからない1番ベストな散歩時間はいつなのでしょうか?・・・

散歩は朝の早い時間(5〜8時頃)か夕方以降(18時以降)に行うのが理想的です。

この時間帯は日差しが弱まり、地面の温度も下がっているので安心して歩かせることができますよ。

散歩前には必ず手のひらでアスファルトを触り、熱くないかを確認しましょう。

数秒間触ってみて熱く感じる場合は、犬にとっても危険です。

また、夕方でも日が沈んで間もない時間はまだ地面が熱を持っていることがあるので注意が必要です。

さらに夏場は散歩の時間を短めにし、木陰や芝生のあるコースを選ぶのもおすすめです。

外での運動量が減る分、室内での遊びや知育トイを取り入れてあげれば運動不足を防ぎつつ熱中症リスクも下げられます。

十分な水分補給

犬の熱中症対策で欠かせないのが「こまめな水分補給」です。

人間と同じように犬も体内の水分が不足すると体温調節が難しくなり、熱中症のリスクが一気に高まってしまいます。

特に夏は、散歩や遊びの途中であっという間に脱水状態になってしまうため注意が必要です。

普段から新鮮で冷たすぎない常温の水をいつでも飲めるように用意しておきましょう。

散歩や外出時には携帯用の給水ボトルや折りたたみ式の水皿を持参すると便利です。

犬は自分からあまり水を欲しがらない子もいるため、休憩のタイミングで飼い主が積極的に飲ませてあげることが大切です。

また、水分補給とあわせて水分の多いフードや手作りおやつを工夫するのもおすすめです。

例えば無糖ヨーグルトを少し水で薄めたものや、犬用の氷おやつなどは楽しみながら水分を取る方法として役立ちます。

ただし人間用のスポーツドリンクや味付き飲料は塩分や糖分が多く、犬には適していないので与えないようにしましょう。

さらにシニア犬や体調に不安のある犬は、脱水症状が早く進む場合があります。

普段より飲水量が減っていないか・尿の色が濃くなっていないかを観察し、少しでも異変があれば早めに動物病院に相談することが安心につながります。

室内の温度・湿度管理

犬の熱中症は屋外だけでなく、実は室内でも起こる危険があります。

特に夏場は締め切った部屋に熱気や湿気がこもりやすく、体温調整の苦手な犬にとって大きな負担となります。

犬は人間のように汗をかいて体温を下げることができず、主に「パンティング(ハァハァと浅い呼吸)」で体温を調整しています。

そのため室内の温度や湿度が高いといくら呼吸をしても体にこもった熱を逃がすことができず、熱中症のリスクが一気に高まります。

初めての犬との暮らしはワクワクと不安がいっぱい。失敗しないための基本ポイントをまとめました。愛犬との幸せな毎日のヒントはこちら。

快適な環境を保つための目安は 室温は25℃前後、湿度は50〜60%程度

特に湿度が高すぎると、犬が熱を逃しにくくなり危険です。

エアコンを使う場合は冷やしすぎに注意し、直風が犬に当たらないように調整しましょう。

また除湿機やサーキュレーターを併用すると、空気を循環させながら適切な湿度を保つことができます。

留守番をさせるときも油断は禁物です。

外出前に「エアコンのタイマーを切る」のはとても危険で、数時間で室内は蒸し風呂のような状態になってしまいます。

日中の留守番時には必ず冷房をつけっぱなしにし、カーテンを閉めて直射日光を遮るなどの工夫も取り入れましょう。

さらに、犬によっては暑さに弱い犬種(パグやフレンチブルドッグなど短頭種・毛量の多い犬種・高齢犬や子犬)もいるため、愛犬の体質に合わせた温湿度管理を心がけることが大切です。

車内放置の危険性

夏の時期、犬を車内に残したまま短時間の買い物に出かける飼い主さんがいます。

しかし、これはほんの数分であっても非常に危険です。

車内はわずか 数分でサウナのような高温 になり、犬はあっという間に熱中症に陥ってしまいます。

例えば外気温が25℃前後でも、直射日光を浴びる車内は10分で30℃を超えます。

30分後には40℃を超えることもあります。

真夏日ともなればその上昇スピードはさらに加速し、犬にとって致命的な環境となります。

窓を少し開けておいても換気効果はほとんどなく、危険性を防ぐことはできません。

犬は人間よりも体温調整が苦手で暑さに弱い動物です。

急激に熱がこもる車内ではすぐに限界を迎えてしまいます。

その結果、意識を失う・多臓器不全を起こすなど、最悪の場合は命を落とすこともあるのです。

「ちょっとだけだから大丈夫」という油断は、愛犬の命を危険にさらす行為です。

たとえ5分・10分であっても、犬を車内に置き去りにすることは絶対にやめましょう。

どうしても車で出かける必要がある場合は犬を同伴させるか、外出中は自宅で快適に過ごさせる工夫をすることが大切です。

外気温30℃のときの車内温度の変化グラフ

10分後には約 39℃

20分後には約 47℃

30分後には約 50℃

1時間後には 54℃

わずか数十分で危険な温度に達することが一目でわかります

【2025年版】おすすめの便利グッズ7選

暑い季節を安心して乗り越えるためには、愛犬の熱中症対策に役立つ便利グッズを上手に取り入れることが大切です。

体をひんやり快適に保つものから水分補給をサポートするものまで、多彩なアイテムがあります。

愛犬との夏をもっと楽しく、快適に過ごすための参考にしてくださいね♪

夏のお散歩にはこれ一択!クールベスト/冷却ベスト

冷感素材と保冷剤の力で愛犬の体温上昇を防ぐ「クールベスト」は夏の必須アイテムです。

濡らして着せるタイプや保冷ポケット付きなど、用途に応じて選べます。

速乾性のメッシュタイプもありますよ♪

おすすめポイント
  • 首や背中を効率的に冷やす構造
  • 着脱が簡単
  • 洗濯できて衛生的

おすすめのブランドは・・・

💡おすすめブランド例: ドギーマン「ひんやりクールベストPRO」など

🔹ポータブル扇風機(バギーやキャリーに装着可)

  • 風通しの悪い環境でも安心

暑い夏でも愛犬と快適なお散歩を楽しむなら、クールベストが頼れる味方です

熱中症対策と快適さを両立させ、愛犬との夏時間をもっと楽しく過ごしましょう!

車内やお出かけ先で大活躍!

バギーやキャリーバッグに取り付けられる小型ファンは、風通しの悪い場所での熱中症対策に効果的です。

USB充電式で風量調整ができるタイプがおすすめです。

💡おすすめポイント:

  • 軽量で持ち運びラクラク
  • 手ぶらでも風を送れる
  • 静音設計で犬が怖がらない

🔹冷却マット(ジェル/水冷タイプ)

  • 室内やクレートで活躍

人間もわんちゃんも暑い季節には扇風機が定番といえますね♪

おうちやクレートの中にピッタリ

ひんやりとした感触が持続する「クールマット」は、室内での熱中症対策に大人気😉

ジェルタイプなら電源不要で経済的、水冷式なら長時間冷却も可能です。

💡おすすめポイント:

  • 好きな場所に敷ける自由度
  • メンテナンスが簡単
  • 長時間の使用でも安全

🔹冷却ネックリング(PCM素材)

  • 2025年トレンド!自然凍結素材で手軽

ひんやり感が長続きするクールマットで、愛犬の室内熱中症対策は万全です。

おうちやクレートに敷くだけで快適空間が広がり、夏の暑さも安心して乗り切れますよ👍✨

首元ひんやり、熱中症予防の新定番!

最近話題の「冷却ネックリング」は、首に巻くだけで涼しさを感じられる注目アイテム!

28℃以下で自然に再凍結するPCM素材を使ったものが主流です。

💡おすすめポイント:

  • 凍らせる必要なしで便利
  • 軽くて負担になりにくい
  • 散歩やドッグランでも使える

🔹冷感タオル(濡らすだけでひんやり)

  • 散歩やお出かけに便利な1枚

ひんやり感が長続きするクールマットで、愛犬の室内熱中症対策は万全です。

おうちやクレートに敷くだけで快適空間が広がり、暑さも安心して乗り切れるので夏の強い味方といえますね🌞

お手軽&多用途で一枚あると便利!

濡らして軽く絞るだけで冷たくなる「冷感タオル」は、首に巻いたり、背中にかけたりと使い勝手抜群!

繰り返し使えるのでコスパも良好です。

💡おすすめポイント:

  • コンパクトで持ち歩きやすい
  • どこでもすぐに使える
  • 洗濯OKで衛生的

🔹保冷剤対応ペットキャリー

  • 通院・旅行時の熱中症対策に最適

濡らして絞るだけでひんやり、手軽に使える冷感タオルは夏のお出かけやお散歩に大活躍。

多用途で便利な一枚があれば、愛犬との暑さ対策も安心・快適に過ごせます。

移動中も安心なひんやり空間

夏場の外出や通院時に活躍するのが、保冷機能のあるペットキャリー。

底面に保冷剤を入れられるタイプなら、通気性と冷却効果を両立できます。

💡おすすめポイント:

  • 熱のこもりやすいキャリー内を冷却
  • 長距離移動でも安心
  • ドライブ好きな犬にもぴったり

🔹自動給水器+冷却ボウル

  • 水分補給を習慣づけるアイテム

保冷機能付きペットキャリーがあれば、移動中も愛犬を涼しく快適に保てます。

夏の外出や通院時も安心して連れて行け、暑さ対策と安全性を両立できる頼れるアイテムです✨

水分補給が熱中症対策のカギ!

水分不足は熱中症の大きな原因です。

こまめな水分補給を促すために、自動給水器や冷却機能付きボウルの導入がおすすめです。

電源不要で使えるタイプもあります。

💡おすすめポイント:

  • 常に新鮮な水をキープ
  • 飲みたくなる温度で提供
  • 多頭飼いにも便利

愛犬の熱中症予防には、こまめな水分補給が欠かせません。

自動給水器や冷却機能付きボウルを活用すれば、いつでも冷たい水を手軽に提供でき、夏も安心して過ごせますね👍✨

便利グッズ使用時の注意ポイント

愛犬の健康を守るために欠かせない熱中症対策グッズ。

とても便利ですが、実は使い方を誤ると不快感や思わぬトラブルにつながることもあります。

大切な家族が快適に過ごせるように、飼い主さんが知っておきたい注意ポイントをまとめました。

愛犬の熱中症対策グッズを使うときの注意ポイント

熱中症対策グッズは便利ですが、正しい使い方をしないと逆効果になることもあります。

安心して愛犬に使うために、以下の点に気をつけましょう!

1. 低温やけどや濡れすぎによる不快感

冷却シートや保冷剤を直接肌に触れさせると、低温やけどの原因になることがあります。

必ずタオルで包む、時間を区切って使うなど工夫しましょう!

また、濡れたまま長時間過ごすと体が冷えすぎたり不快感からストレスになることも。

こまめに様子を確認してあげてくださいね♪

2. サイズや素材選びの重要性

クールベストやマットなどは、犬の体格に合ったサイズを選ぶことが大切です。

大きすぎると冷却効果が得られにくく、小さすぎると体を締めつけてしまいます。

また、通気性や肌触りの良い素材を選ぶことで快適に使用できます。

3. 噛み癖のある犬への注意

保冷剤やジェル入りマットは、噛んでしまうと中身を誤飲する危険があります。

噛み癖のある犬の場合は丈夫な布製のカバー付きタイプを選ぶか、飼い主の目が届く範囲でのみ使用しましょう!

4. 冷却効果を過信しすぎないこと

熱中症対策グッズはあくまで補助的なアイテムです。

炎天下での長時間の散歩や、蒸し暑い室内環境ではグッズだけで完全に防げるわけではありません。

日陰での休憩やこまめな水分補給・室内の温度管理など・・・基本的な対策と併用することが大切です。

まとめ

いかがでしたか?

暑さが厳しい日本の夏は、愛犬にとっても過酷な季節です。

しかし便利グッズを上手に活用すれば、快適で安全な夏を過ごすことができますよ。

とくに散歩前や移動中の暑さ対策・水分補給・室内での涼しい居場所作りは基本中の基本です。

愛犬の体調をよく観察しながら、できることから取り入れていきましょう!

2025年の夏も、愛犬と元気に楽しく過ごしましょうね!

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